■2004/07/05 (月) 小倉日記 初日5「開演」 |
お手洗いから戻って、残りのデザートを~と思っていたら、いきなりショーが始まった。
耳慣れたジャズのメロディーに乗せて、舞台上に颯爽と現れた目にも鮮やかな黄色の燕尾服(だったと思う)の男役が登場。客席からは娘役が笑顔で踊りながら過ぎてゆく。
華やか~。幕開きからどこの誰を見ればいいんだ?!状態である。
デザートなんて食べている場合ではない。ショーが終わってから食べることにして、舞台上に専念することにした。
舞台の上に役者が揃えば、似ているのだけれども衣裳のゴージャスさが違うので誰が誰だか分かる仕組みになっている。事前に手にしたチラシで得た情報とお衣裳で、あの人が歌が上手いと噂の桜花さん、その隣が多分今回の2番手高世さんねと初心者にも分かるようになっているわけだ。
が、分かるのはここまで。予習不足はいなめない。そして、娘役さんの区別が全くついていないのも、私らしい。
ディナーショーだから歌!と思っていたのに、のっけからジャズのメドレーで踊るんである。やられたぁ~!!
ディナーショーで狭い会場だから、ハードな振り付けはないものの、黄色のシルクハットを持って男役が足を上げるところなんて痺れる。見事に揃っているのだ。見ていて気持ちがよい。ターンだって軸がずれない。踊りの上手な人たちなんだと言う予感がビシバシである。
ひとしきり踊ったところで、やっと歌。桜花さんが軽やかに歌うんだが、マライアキャリーの歌以外、何を歌ったのか覚えておらず。男役なのにマライア・・・確かに歌いこなされていたと思うのだが、何故にマライアなんだろう。頭はバリバリの男役だぜというくらいトサカがたっていたのに、マライア。ちょっとミスマッチだったのだ。
桜花さんの他の歌を聞いたことがないので、判断ができないのだが、今回歌った曲は桜花さんが本来勝負できるキーよりもずっと高いキーで歌われていたような気がする。不運なことに音響がいまひとつで、特に高音が割れていて耳障りな音として会場に響いていたのが残念だ。上手いだけに少々勿体無いなかった。もっとアップテンポでガンガン歌って欲しいところである。
桜花さんがご挨拶の折に、NewOSKの現状と「秋の踊り」が決まった喜び、ディナーショーへの意気込みを語っていた。自信のある歌声とは全く違って、少し声が震えていた。ホロッとくるものがあった。
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